国際貢献活動
ICTを活用した国際的なリハビリテーション支援
ICTリハビリテーション研究会は、日本国内にとどまらず、ICTを活用したリハビリテーション支援を海外でも積極的に展開しています。
ブータンなど南アジア地域での技術支援
2023年3月には、JICA(国際協力機構)の招請を受け、代表理事の林氏と副代表理事の濱中氏が短期専門家としてブータン王国に渡航しました。現地の高等教育機関であるCST(College of Science and Technology)や首都ティンプーにて、以下の活動を実施しました。
- 現地での技術指導・教育: 3Dプリンターを活用した自助具の製作方法や、ものづくりのプロセスについてワークショップやインクルーシブ・メイカソンを通して技術指導を行いました。
- 人材育成: 現地の人々が自立して自助具を作れるようになるための支援を行い、技術者の育成に貢献しました。

また、この活動を受け継ぐ形で ADB(アジア開発銀行)の支援により、継続的にインクルーシブ・メイカソンが開催されています。
2024年2月:ブータン
2025年2月:ブータン、ネパール、スリランカ
東南アジア地域各国の専門家との協働
インドネシアなど東南アジア地域の作業療法士をはじめとした専門家と協働し、福祉用具が手に入りづらい状況を3Dプリンタで自助具を作成しながら乗り越えるべくともに活動しています。
国際共同イベントの開催
フランスの団体と協力し、インクルーシブ・メイカソン「FABRIKARIUM TOKYO 2023」を共同開催しました。フランスから15名の参加者を迎え、多数のボランティアも含め70名以上の参加者を得て、国境を越えて「ともにつくる」イベントを楽しみました。
- 目的: 障害のある人もない人も共にものづくりを楽しむことで、インクルーシブな社会の実現を目指す。
- 活動内容: 参加者がチームを組み、ICTツールや3Dプリンターなどを活用して、様々な課題解決に挑みました。
3Dプリント自助具プラットフォーム「COCRE HUB」を通じた国際貢献
研究会が運営する3Dプリント自助具のデータ共有プラットフォーム「COCRE HUB」のコンテンツは、国際貢献活動にも活用されています。
- グローバルなデータ共有: 200種類以上の3Dモデルデータが掲載されており、世界中の誰もが無料でダウンロードし、利用できます。
- 教育・啓発活動への活用: 国際的なワークショップや技術指導の場で「COCRE HUB」のコンテンツが教材として活用され、リハビリテーション分野におけるICTの普及に貢献しています。
3Dプリンタを活用した事例集の英語版を ADB / JFPR の支援により配布




これらの活動を通じて、ICTリハビリテーション研究会は、国境を越えてリハビリテーションの可能性を広げ、誰もがより良い生活を送れる社会の実現を目指しています。